小林歯科医院

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妊娠したら歯が悪くなるって本当ですか?

妊娠中

「子供を生むたびに、歯や歯ぐきが弱くなる」とは、昔からよく言われています。赤ちゃんにカルシウムを取られるというのが、その理由のようです。

しかし、妊娠中にお母さんの歯が悪くなるのは、カルシウムを子供に取られることとは関係ないようです。
歯が悪くなる大きな原因は、つわりで歯磨きが十分に出来ないことと、不規則になりがちな食生活のため、口の中が清潔に保たれないからです。このため、歯肉炎も現れてきます。

カルシウムは、骨・歯・血液の成分を作るうえで、大切な働きをしています。
乳歯の形成時期を見ても、妊娠2ヵ月頃から始まり、妊娠4ヵ月には石灰化が開始されます。
よって、妊娠中にカルシウムを含めたバランス良い食事をすることは、母子の健康にとって大切なことです。

妊娠中に必要な歯科治療があれば、安定期(妊娠5~7ヵ月)に積極的に行うのがいいでしょう。
もし悪化した場合、妊娠後期には治療するのが難しくなります。
しかし、妊娠中は歯や歯ぐきの異常が起こりやすい時期です。

日頃からのセルフケアと歯石除去などのメインテナンスがもっとも大切なことは、言うまでもありません。

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母乳でもむし歯ができるって本当ですか?

母乳

結論から申しますと、母乳でも虫歯になります。
赤ちゃんは、月齢が上がるとともに口の中に少しずつ口腔常在菌と呼ばれる数多くの菌がすみつき始めます。
その中には、※ミュータンス菌 というむし歯の原因菌も存在します。

母乳にも乳糖と呼ばれる糖分が含まれていますが、むし歯になる大きな原因ではなさそうです。
むしろ原因は母乳の与えやすさが招く授乳の不規則性にあると考えられています。
母乳育児では欲しがる時にいつでも容易に与えることが出来るうえ、授乳にはある程度の時間を必要とします。
そのため口の中は、虫歯菌にとって常に好環境な状態が維持されることになりむし歯になる確率が高くなるのです。
つまり母乳育児とむし歯は、間接的に大きく関係しているのです。

とはいえ、歯科の立場から母乳育児を否定しているわけでは決してありません。
母乳育児は、初期免疫の獲得、母子の心理的関係の確立、吸啜に伴う感覚や運動の学習といったすばらしい役割を担っているからです。

ただし断乳の時期にある子供には特に注意が必要です。
断乳の時期前後の子供の口腔内には多数の乳歯が萌出しています。
また、砂糖を含むおやつや飲料を摂取するようになっているでしょう。
そうした環境の中で母乳を寝ながら与えたり、夜間に与えたりするのは危険です。
就寝時や夜間は、唾液の分泌量が少なくなり自浄作用の効率が悪くなるので、より一層むし歯になる危険性が高くなるからです。

母乳とむし歯には関連がありますが、母乳育児は発育の大切な過程でもあるのです。
母乳とむし歯の因果関係を把握し、適切な時期での断乳を検討されてはいかがでしょうか?

※ミュータンス菌…生存するために糖分を分解し、その副産物として酸を産生しこの酸が歯質を溶かし、歯をむし歯にするといわれている

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生えたばかりの歯はむし歯になりやすいというのは本当ですか?

生えたばかりの歯

本当です。
歯は唾液に含まれる微量のミネラル成分によって歯質が強化され成熟していきます。
ところが生えたばかりの歯では、それがまだ未成熟であるために酸に溶けやすく結果としてむし歯になりやすくなります。

また、生えたばかりの奥歯は特に溝が深く複雑な形をしているために、食べかすが詰まりやすくむし歯菌の格好のすみかとなります。
しかも溝の奥まったところは狭いために歯ブラシの毛がうまく届かず、歯磨きをしているにもかかわらずむし歯になってしまうことがあります。

歯磨きをきちんとしたり、甘いものを制限することも大切ですが、これらの弱点を補う意味で、歯科医院でフッ素液を塗ってもらう、あるいは家庭でフッ素液のうがいをするなどして、フッ素を歯の中に取り込ませ、生えて間もない歯の質を強化する方法や、※シーラント という方法が効果的です。

※シーラント…歯ブラシの毛先も届かないような歯の狭く深い溝を、あらかじめプラスチックや歯科用のセメントで埋めておく方法

(注)・1年位すると一部が剥がれてしまうことがあり、 とれた部分は元のように溝が露出するためむし歯になる可能性があります
・とれていないか定期健診でチェックする必要があります
・歯と歯の間の虫歯は防げませんので糸ようじを使用してください

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虫歯のない子どもに育てるには何に注意したらいいですか?

歯磨き

乳歯はお母さんのおなかの中で胎生7週くらいから出来始めます。
丈夫な歯を作るために…

●母体の健康に気をつける
●妊娠期、授乳期、子どもの成長期には3度の食事でバランスのとれた栄養を採る
●離乳食は薄味にし、小さいころから出来るだけ甘いものを与えないようにする
●良質のタンパク質をはじめ、各種の栄養素をまんべんなく摂取する(インスタント食品や加工食品ではどうしても栄養が偏りがちです)
●カルシウムやフッ素の多い小魚や海草を心がけて食べる
●噛みごたえがあり、唾液の分泌を促して歯についた食べかすを掃除できる繊維性食品を取り入れる(現代の食生活においては、やわらかい食べ物が多く、歯に付着しやすいものです)
●規則正しい食生活を行い、だらだら間食をとらないよう気をつける

お口の中には、細菌や食べかすなどが存在し、これが腐敗・発酵してむし歯や歯肉炎などの障害を生じさせます。
これらの不潔物を取り除き口腔内を清潔に保つうえでも歯みがきは欠かせません。

歯みがきの効果は…
虫歯や歯周病の予防のほかに、お口の中の爽快感、口臭を防ぐといった効果もあります。
さらにデンタルフロスを加えたプラークコントロール、シュガーコントロール、シーラントやフッ素などを組み合わせ、小児の口腔環境を変えて行けばもっと虫歯を防げるのではないでしょうか?

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歯をぶつけてしまったらどんなことに注意したら良いですか?

●折れた場合
まずすぐに折れた部分を探して歯科を受診します。
必要ならば神経の処置をして、破折片を接着セメントで接着します。
破折片が合わなかったり、見つからなかった場合は欠けた部分を修復したり、人工の歯をかぶせて修復することができます。

●不完全脱臼している場合
歯が飛び出したり、グラグラ動いている場合は、まずすぐもとの位置に押し込んでみます。できなければそのまま受診し、歯科で元の位置に戻して動かないよう3~4週間固定します。神経の処置が必要となる場合もあります。

●完全に脱落した場合
歯が抜けてしまっても、歯根膜が生きている状態であれば助けることができます。

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